螺ス倉庫

ほぼ倉庫

騒がしい彼ら

人気のない街、そこにいるのはSABIと呼ばれる化学兵器
そして、3人の男女

SABIのゆったりとした動きをかわしつつ、
1人の青年が両手に持つ剣で目の前の錆色の敵に切りかかる
しかしその直前青年の方にSABIは自信の腕を大きく突き出し、青年を飲み込もうとした
「チッ」
青年は舌打ちしながら、切りつけようと前へ乗せた体重を後ろへかけなおし飛び退いた

「ソウマ!!」
体勢を整え、再び攻撃をしようと構える青年、ソウマに向かって切羽詰まった表情の青年が
ズカズカと近づきそしてー
ソウマの頬へ平手を打った
辺りにはその乾いた音が響きわたる
「またそうやって勝手に突っ走って!単独行動をするなと何回言ったらわかるんだ!!」
「・・・うるせぇなタロウ。勝手にやらせろ」
ソウマは叩かれた頬を気にすることなく青年、タロウを睨みつける
これはきっと彼らの日常茶飯事なのだろう。それを傍で見ていた少女は「あのー」と小さく片手を挙げた
「なんか、囲まれちゃってるけど・・・」
「「・・・」」
一瞬間をおいてからタロウはため息をつき、少女に問いかける
「アリサ、どうすればいいと思う?」
その問いに少女、アリサは小さく首をかしげる
「うーん、私が周りのSABIを削って、ソウマが攻めて、タロウがとどめを刺すって感じかな?」
「やっぱりいつものパターンか」
「そうだね!」
あきれ半分で言うタロウにアリサはにっこりとほほ笑み、かけていた眼鏡を押し上げた
じわじわとこちらに近寄ってくる錆の塊を前にして、アリサはくるくると手に持った
大型のハンマーよりもさらに長いハンマーを回し始める
「ちゃんと削れそうか?」
ソウマが小さくアリサに向かって問いかけると、アリサは先ほどまでとはまた違った挑戦的な笑みを浮かべた
「当たり前だよ!ソウマがいれば何でも出来そうな気がするから」
その言葉を告げた後、アリサはハンマーをバトンのように回しながら周りのSABIたちへと躍りかかっていった。
まるで舞を踊るかのように

近くにいたSABIたちを削り、動きを鈍くしたところでソウマは地を蹴りその奥のSABIに切りかかる
その切り口から砂状ではないものが露出する。それがSABIの核であり、それを破壊されるとSABIは消滅するのだ。
「あとはお前が掃除しろ」
自分の仕事は終わったとばかりに視線をタロウに送るソウマ。それにやれやれと首を振りながら
タロウは文字通り「掃除」を開始する
ぐるぐると棒状のものを振りまわし、SABIにぶつける。ソウマによって核を露出されたSABIは
その攻撃ではじけ飛び砂の雨を降らせた
「まだとりこぼしがいるみたい!」
周りを確認しながらアリサが声をあげる
「わかってる・・・よっ!!」
棒状の武器を振りまわすのをやめ、核を露出させていないSABIに向かってそれを槍のように突き刺した。
もっともそれは槍ではなくデッキブラシなのだが

「あれあれあれー?」
3人が戦っている場から少し離れた場所
そこから戦闘の様子をうかがっている人影が1つ。まるで面白いものを見るような目でニヤニヤとしている
見物人の見た目は10代前半と言ったところだろうか
その顔は中性的で整っているが、大きくギョロギョロとしたクマのできた目がそれを台無しにしている。
「まだ残ってるみたいやん?」
独りごちながら少年は立ち上がり、脇に置いた槍の束から1本槍を引き抜いた
それを持ちながらしばらくウロウロした後、少年は助走をつけながら手にしていた槍を投げ抜いた

あたりはSABIによる砂の雨が降り視界が煙っていた
その様子を汚物を見るような目で睨み、ソウマはその場を立ち去ろうとしていた。だが
「アリサ!!伏せろ!」
遠くから飛んでくる飛来物にいち早く気付きアリサの頭を地面に押し付けた
「ふぎゃっ」
潰れたアリサの悲鳴とともに飛来物はアリサの頭があった場所を通り抜け、残っていたSABIを撃ち抜いた
その様子を見たタロウはわなわなと震えながら
「レイ!!!お前は投げる場所をいいかげん考えろ!!!」
遠くにいるニタニタと笑う少年を怒鳴りつけた




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って感じでどうでしょうか?^^;
とりあえず4人出したくて詰め込んだらひどい有様になってしまいました・・・w

キャラはこんな感じです

4人はカンサイ支部的なところでチーム組んでSABIと戦ってる的設定です

で、あと武器

武器がなんか残念な感じがします・・・

4人を掘り下げる話でも書けたらいいなーとは思ってます
・・・ホントソウマは今影響受けてるものの影響強すぎるww

ここはこうがいいとかそんな意見あったらどうぞー